概要

 ヘモグロビンの吸光特性変化にともなう近赤外分光法で得られる生体情報には、ヘモグロビン変化以外にパルスオキシメータで広く知られている脈波情報があります。従来、光脳機能イメージングの世界ではヘモグロビン変化を中心に研究が進んできました。脳内の脈波信号はヘモグロビン変化に比べて極めて弱く、SNR(信号対雑音比)が良好に得られなかった為で、有益な可能性のある情報にも関わらず利用されていませんでした。
 弊社では、この課題に新たに取り組んでみました。弊社独自技術であるスペクトラム拡散変調技術に、さらに磨きをかけ基本部全てを新設計。好評を得て販売中の従来機Spectratech OEG-16の「ヘモグロビン変化」計測機能に加え“超高SNR技術”を確立。多チャンネルでの脳内の超微弱な脈波解析までもが可能なレベルに到達させました。
 脳循環・代謝から脳機能研究をさらに深く迫るための一助になればと今回ApprentSpO2(みかけの動脈血酸素飽和度)という新指標を提案させていただきます。もちろん現在は土台となる計測装置が出来ただけの状態です。研究者の皆様方に様々な角度から研究していただき御指導いただくとともに、従来のヘモグロビン変化以外にApparent SpO2ならびに脈拍変化を同時計測することで、さらに脳機能研究が深まればと願っています。

 なお、本装置はあくまでも研究目的に開発された製品であり、その他の利用目的でのご利用は固くご遠慮願います。

 

弊社製品を使った学会発表LIST