Q&Aコーナー
2020年5月22日時点
使い方
Q EEG(脳波計)との同時測定はできますか?
A 数例ですが、すでに弊社OEG-16を購入したお客様にて問題無く同時測定できています。
OEG-17シリーズでは同時測定の実績がありません。
Q fMRIと同時測定できますか?
A fMRIが作り出す強磁場の影響を受けますので同時測定はできません。
Q OEG-16を2台で同時測定するとき、PCは1台で良いのですか?
A はい1台で動作します。ただし、CPUの負荷が大きくなってきますので少しパワーのあるパソコンをご利用ください。 ただ最近はパソコンが大変安くなっていますので、OEG-16毎にパソコン1台でご利用のほうが使い勝手が良いです。
Q OEG-シリーズ(OEG-16、OEG-SpO2、OEG-17APD)で計測した結果は他のソフトで使用可能ですか?
A OEG-シリーズは、TEXTフォーマットあるいはCSVフォーマットで計測結果を保存しています。このため、マイクロソフト社のEXCEL等のソフトウェアで簡単に読む事ができます。OEG-16の場合のデータフォーマット例を概要説明書 応用技術編に詳しく記載しています。ご参照ください。
Q OEGシリーズに使えるパソコンの条件を教えてください?
A  OEG-16シリーズの場合はUSB 規格の接続ポートを1口以上持ち、Windows7、Windows8あるいはWindows10 が動作する解像度1368x768 以上の表示機能を持つパソコンをご用意ください。パソコンの性能は、CPU がIntel I5 以上、メインメモリーが4GB 以上が推奨です。
 OEG-17APDの場合は、Windows7、Windows8 あるいはWindows10 が動作するネットワーク機能(無線LAN 又は100M-ethernet)を持つパソコンをご用意ください。パソコンの性能は、CPU がIntel I5 以上、メインメモリーが4GB 以上、解像度が1368*768 以上のものをお選びください。
*Windows以外のOS (IOS、Linux等)は、サポートしておりません。
Q ソフトウエアとハードウエアのバージョンアップは、どのように行いますか?
A 弊社ホームページの"お客様コーナー"にて、お客様はいつでも最新の状態にできるようになっています。
Q ソフト・ハードのバージョンアップ版がリリースされた事を、どのように知ることができますか?
A ホームページ上の"お客様コーナー"でお知らせいたします。
Q 付属のアプリケーションソフトを複数台にインストールできますか?(無償で)
A インストール数に制限を設けておりませんので、必要台数にインストールしてお使いください。
(台数による追加費用は、発生いたしません。)
Q OEG-16、OEG-SpO2の生体測定データをリアルタイムで取り込んでロボットを制御したいのですが、APIやライブラリーの公開はしていますか?
A 概要説明書 応用技術編で詳しく公開しています。
Q APIやライブラリーを使用した場合、ライセンス契約は必要ですか?
A 研究者の皆様が、ご自身の研究のために、ご利用される場合は、ライセンス契約は必要ありません。
また、費用も発生いたしません。しかしながら、自己の研究目的以外でプログラム等を開発される場合には、その提供形態が有償・無償に関わらず、弊社とのライセンス契約が必要となります。
Q 生データは出力できますか?
A PC上の各OEGシリ-ズフォルダ内のDATAフォルダーに出力されます。
データフォーマットに関しては、概要説明書 応用技術編に詳しく記載されています。ご参照ください。
Q 連続測定時間は?
A OEG-16は10時間。OEG-SpO2はFASTモードで2時間、FINEモードで10時間。OEG-17APDはFASTモードで1時間、FINEモードで3時間まで連続測定できます。
Q 刺激装置との連動はできますか?
A 弊社製品Spectratech OEG-Stimを使うと簡単に連動できます。
Q VIDEOと連動できますか?
A 測定中のVIDEO映像を計測データに同期して記録することができます。もちろん記録データとの同期再生が可能です。(動画記録機能オプションVIDEO3Dが必要です。)
Q VIDEOカメラを複数台接続できますか?
A VIDEOカメラは、1台だけ使用できます。接続PC内臓のカメラは動画オプション使用時にはご利用できません。
Q VIDEOカメラとPCの間の接続方法はどのようになっていますか?
A USB接続です。VIDEOカメラとPCの間の距離は標準で5mまで離せます。
Q VIDEO録画ファイルの容量は、どのぐらいですか?
A 約3分間の録画で約10MBです。
Q 外乱光とは、センサーと肌の密着面から漏れて入ってくる光ですか?
A OEG-16、OEG-SpO2、OEG-17APDセンサーの各光出射部からの光以外の周りの明かりを外乱光と呼びます。蛍光灯の光や太陽光がこれにあたります。外乱光は、センサーと肌の密着面からだけではなく頭頂方向からも入ってきます。
Q 装着の際、センサーバンド内に髪の毛が入り装着に時間がかかるのですが、何か工夫はされていますか?
A センサーバンド装着後に、各センサーを個別に脱着が可能です。髪の毛が入りやすい頭部外側や前頭葉上部は、その部分のみのセンサーを外し、髪の毛の侵入の有無を確認できます。髪の毛がある場合は、耳かきなどで髪の毛を排除していただき、確認後センサーを再装着してください。
Q 太陽の下(街中)でも測定できますか?
A 太陽光下では測定は困難です。中が深くて光を出来るだけ遮光できるような帽子などを準備し太陽光が入らないような工夫が必要です。
Q どのような分野からの引き合いが多いですか?
A 精神科、心理学、教育、リハビリテーション、ロボット、義肢、安全制御、BMI、他分野からの引き合いがございます。
Q 光トポグラフィ装置として医療現場でつかえますか?
A 医療機器認証を取得したSpectratech OEG-17MEをご利用ください。


機能
Q 動きが激しい場合、センサーがずれないようにしたいのですが、良い方法はありますか?
A センサーを肌に接着できる粘着パッドをご用意しております。
Q 髪の毛を剃れば、頭頂、側頭葉などでも測定できますか?
A 通常は出来ません。理由は剃っても毛根が残っていて、光を大変減衰させるためです。
ただし、毛根も殆ど無い老齢な被験者の場合、当社での実験では第一運動野での指タッピングあるいは ハンドグリップの信号は綺麗に取得できています。
頭頂部や側頭部などでご利用いただく場合は、OEG-17APD(全頭型)をご利用ください。
Q OEG-16で生体信号を測定していることを確認するために脈波を計測したいのですが出来ますか?
A OEG-16は生体信号帯域が0.76HzMAXであり、脈波を観測することができません。脈波を同時 観測するためには、最低でも5Hz以上の生体信号帯域を性能として持つ事が必要です。一方、実際の生体 計測では、1Hz以下の計測の世界が99.9%と理解しています。たった1Hzと5Hzの差ですが コストは大幅に変わります。センサー、AMP、ADコンバータ、PCとのインターフェイス、全て1ランク から2ランク上のものにしないと製品化できません。OEG-16では、コストを第一優先しました。
しかしながら、2007年7月開催の第7回光脳機能イメージング研究会で弊社が発表したように、試作 実験装置ではスペクトラム拡散変調技術で、楽々と15Hzでの生体計測が出来、脈波も綺麗に観測できる ことを証明しています。安心してご利用ください。
Q 生体信号を測定していることを確認するために脈波を計測したいのですが出来ますか?
A OEG-SpO2、OEG-17APDは脈派を含めた生体信号を測定すべく新規開発された製品です。有効生体信号帯域幅はFastModeでは6.1Hzであり、約1Hzから2Hzくらいに推移している脈波を観測することができます。
Q なぜ他社製品よりも大幅な低価格でSpectratechOEG-16、OEG-SpO2は提供できるのですか?
A 理由は4つあります。
(1) 前頭部専用と割り切ることで、高性能低価格装置を開発できました。
(2) センサーは生体に密着する方法であり、センサーケーブルとして高額の光ファイバーを使わなくてすむように設計しましたので、ケーブルコストが大幅に削減されました。
(3) 弊社独自開発スペクトラム拡散変調技術を使うことで、他社の数分の一のコストで本体装置が製造可能となりました。
(4) ベンチャー企業ですので、大企業の開発に比べて間接コストがかかっておりません。(しかし、OEG-16の製品化までには、基礎理論の構築に5年半、基礎実験/装置開発/テストに4年、 合計9年を費やしております)
Q 独自に開発された技術や特許はありますか?
A 基本特許、関連特許と出願中特許を10数件所有しております。
Q 他社製品と比べて性能はどうですか?
A SpectratechOEG-16-02ファントムにて(概ね前頭葉に相当)、0.76Hz信号帯域時でOEG-16で約50~60dB、OEG-SpO2で約60~70dbのSNR特性を持っており前頭部で計測するかぎり遜色ないと思います。
SpectratechOEG-17-02ファントムにて(概ね頭頂部に相当)、0.76Hz信号帯域時でOEG-17APDで約50~60dBのSNR特性を持っており頭頂上部で計測するかぎり遜色ないと思います。
Q サンプリング間隔はどのぐらいですか?
A 有効生体信号帯域幅:OEG-16では0.76Hz(サンプリング間隔:0.65秒)です。OEG-SpO2では0.76Hz(Fine Mode)と6.1Hz(Fast Mode)の2種類を準備しています。
Q 添付ソフトで、どこまで提供してくれますか?
A 現在出荷のものはEventとしてはイベント・トリガ入力、ブロックデザイン入力をサポート。信号処理としては移動平均、FFT(LowPass,BandPass,HighPass Filter) とベースライン補正(1次から3次)までです。なお、弊社添付ソフトは、この限りでなく、順次、お客様からのご要望を含めてバージョンアップしていく予定です。 詳しくは概要説明書 ソフトウエア編を参照ください。


サポート
Q 故障した場合の対応はどうですか?
A 本体装置は、センドバック方式での修理となります。
Q 保守料は、どうなっていますか?
A 初年度は、無償です。2年目から保守料が必要となります。
Q 故障の場合、代替機を貸してもらえますか?
A 代替機の準備はしておりませんので、代替機が必要な場合は、代替機のご購入もご検討ください。


仕様
Q 光出射部内のLEDの直径は?
A Φ4.0mmウインドウ径、指向半値角±45度(If20mAにて)
Q 光受光部内のセンサーの直径は?
A 有効受光面積:Φ1.1mm 入射窓:Φ3.0mm (OEG-16,OEG-SpO2)
有効受光面積:Φ3.0mm 入射窓:Φ5.9mm (OEG-17APD)
Q センサーの間隔は何センチですか?
A 標準品は30mmです。オプションで26mm品も用意されています。
Q 推奨使用環境は?
A 使用温度範囲:5~30゜C、使用湿度範囲:20~70%(結露なきこと)


一般
Q 標準脳とは?
A 個人個人で当然ながら賦活する空間座標位置が異なります。fMRIとかEEGと話を合わせる、あるいは他の 被験者データと話しを合わせる為に、NIRSデータを標準化する必要があります。個人個人の生体測定データ を、この標準脳といわれる座標系に変換して使用することが一般的になってきています。
Q OEGシリーズの論文はありますか?
A OEG-16、OEG-SpO2を使った学会発表LISTを弊社で調べた範囲だけですが掲載しています。
Q センサーバンドとかセンサーパレットの特注はできますか?
A 可能です。営業にお問い合わせください。
Q データの解析を依頼する事はできますか?
A 可能です。解析の専門チームが対応させていただきます。
Q レンタルはありますか?
A ありません。
Q 評価貸し出しはありますか?
A 現在は、ございません。
Q 部品だけの販売はしてもらえますか?
A 弊社HomePageのOEG-16/製品紹介/ご注文の型番一覧表あるいはOEG-SpO2/製品紹介/ご注文の型番一覧表をご参照ください。

 

 

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